ゴルフ初心者のコースデビューまでの流れをステップ別で解説│練習方法やスイングの基本も紹介
「ゴルフに興味があるけれど敷居が高そう」
「ゴルフを始めたいが何から始めるべき?」
ハードルが高いと思われがちなゴルフですが、実は初心者1人でも十分に始められます。必要な道具を揃えてボールを真っすぐ飛ばす練習を行えば、最短数週間から1,2ヵ月程度でコースデビューが可能です。
本記事では、初心者のゴルフデビューまでの流れを解説しています。最後には効率的な上達方法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
STEP0.ゴルフを体験してみる
「ゴルフを始めようか迷っている」このように考えている方は、まずは体験から始めてみましょう。
多くのゴルフ練習場ではクラブをレンタルできるため、気軽にボールを打つ体験ができます。
体験をした結果、ゴルフを本格的に始めたいと感じた段階で、必要な道具を順次揃えていくことがおすすめです。
シミュレーションゴルフの活用がおすすめ
ゴルフレッスンの体験にはシミュレーションゴルフの活用がおすすめです。
シミュレーションゴルフとは、ゴルフコースが投影されたプロジェクターに向かってボールを打てる設備です。基本的に室内に設置されており、季節や気温に関係なく快適にゴルフを体験できます。
レンタルクラブも常備されており、実際にコースを回っている感覚を得られるため、ゴルフの体験にもピッタリです。
また、シミュレーションゴルフを設置している施設では、飲食物を提供しているケースも多いです。
「ゆっくりと飲み物を飲みながら」「友人と一緒に楽しみながら」など、様々なケースで活用できる施設となっています。
STEP1.ゴルフに必要な道具を揃える
本格的にゴルフを始めると決めたら自分用の道具を購入します。
ゴルフではクラブ以外にも様々な道具が必要です。しかし、初心者が最初から全てを揃える必要はありません。
「練習で必要な道具」「ラウンドで必要な道具」「上達したら必要な道具」など様々なため、ゴルフ初心者はデビューに向けて順次揃えていきましょう。
初心者がゴルフを始めるのに必須の道具 | |
道具 | 費用の目安 |
ドライバー | 5,000円~70,000円程度 |
アイアンセット | 30,000円~100,000円程度 |
ウェッジ(2本) | 10,000円~30,000円程度 |
パター | 5,000円~40,000円程度 |
グローブ | 500円~1,000円程度 |
キャディバッグ | 10,000円~40,000円程度 |
ゴルフクラブは新品か中古かで大きく費用相場が異なります。中古商品であっても高性能なクラブは数多く存在するため、費用を抑えてゴルフを始めたい初心者におすすめです。
また、ゴルフクラブはレンタルでも練習ができるため、極端に急ぐ必要はありません。しかし、クラブの感覚やモチベーションの関係から、ゴルフを本格的に始めると考えたら早めの購入がおすすめです。
初ラウンドまでに初心者が揃えるべき道具 | |
道具 | 費用の目安 |
ボール(1ダース) | 1,000円~5,000円程度 |
ゴルフシューズ | 5,000円~20,000円程度 |
ゴルフウェア | 5,000円程度~ |
ティー | 500円~1,000円程度 |
マーカー | 1,000円程度 |
グリーンフォーク | 1,000円程度 |
マーカーやグリーンフォークはゴルフ場に無料で提供されているケースも多いですが、自分用のアイテムを持っておくことがおすすめです。
ゴルフ初心者が上達したら購入を検討すべき道具 | |
道具 | 費用の目安 |
フェアウェイウッド | 5,000円~30,000円程度 |
ユーティリティ | 5,000円~30,000円程度 |
距離計 | 10,000円~50,000円程度 |
その他の練習道具 | 3,000円程度~ |
これらの道具は、ゴルフのプレーにおいて必須ではありません。しかし購入によって「プレーの幅が広がる」「上達が早まる」といったメリットも生じるため、必要と感じたら購入を検討しましょう。
ゴルフ初心者はクラブセットの購入もおすすめ
初心者向けのクラブセットの購入もおすすめです。
初心者向けのクラブセットにはドライバーやアイアン、ウェッジ、パター、キャディバッグが含まれているため、1セットの購入でゴルフを始められます。
また、個別で購入するより費用を抑えられる点も魅力です。
ただし、クラブセッティングや性能は各商品によっても異なるため、初心者の方はゴルフショップの店員や経験者の知り合いに相談しながら購入を検討しましょう。
レディースの道具選びの注意点
ゴルフ初心者の女性は、レディース向けの道具を選択しましょう。
ゴルフクラブはメンズ向けのモデルとレディース向けのモデルに分かれています。
誤ってメンズ向けのモデルを購入してしまうと「ボールが上がらない」「クラブが長い」などの事態に陥る可能性があるため注意が必要です。
STEP2.ゴルフ練習場(打ちっぱなし場)で練習をする
最低限の道具を揃えたら、ゴルフ練習場で練習を始めます。
ゴルフ練習場で最低限飛ばせるようになることが、ゴルフデビューの条件と言えるでしょう。
練習場の種類
ゴルフ練習場の種類は大きく「屋外練習場(打ちっぱなし場)」と「屋内練習場(インドア練習場)」に分けられます。
屋外練習場のメリットは、打ったボールを最後まで確認できる点です。また、屋内練習場と比較して練習単価が低い傾向にあります。
一方でインドア練習場のメリットは、設備が充実している傾向にある点です。弾道測定器やカメラを用いて練習ができれば、改善点が明確になり上達が近付きます。
また、屋外練習場と比較して広大な土地を要さないため、好アクセスな施設が多い点も魅力です。
ただし地方には店舗が少なく、会員制の施設も多い点に留意しましょう。
ゴルフの練習でかかる費用
ゴルフ練習場の料金形態は、練習場の種類によっても異なります。
屋外練習場の場合は、基本的にボール1球あたりの価格で費用が決まります。例えば、ボール料金が10円/1球の練習場で100球練習すると、1,000円の費用が必要です。
ボール単価は施設によって異なり、別途打席料が必要な場合もあります。
また、練習場では100球〜150球程度打つ方が多いです。そのため、1回あたり1,000円〜2,000円程度を目安としましょう。
一方で室内練習場の場合は時間内打ち放題もしくは月額制といったケースが多いです。
特に月額制の場合は「通い放題」「月○回まで」などと様々であるため、自分に合ったプランを見つけましょう。
参考までに、大阪のインドアゴルフ練習場「GANTT GOLF」は月額16,500円で通い放題の料金設定となっています。
練習の頻度によっては屋外練習場よりも安価に済むケースも多いため、検討してください。
ゴルフのスイングの基本
ゴルフ初心者が練習する際は、始めにスイングの基本を押さえましょう。
厳密に言えば、個々に適したスイングは異なりますが、根元は共通しているケースがほとんどです。
理想のフォームを理解していれば、闇雲に練習するよりも高い効率で成長ができます。また、最初に悪い癖が付いてしまうと、後々の修正が大変であるため、最初から正しいフォームを意識することが重要です。
ゴルフスイングの基本については以下の記事で詳細に解説しているため、ぜひご覧ください。
ゴルフデビューまでどのくらいの練習が必要?
ゴルフデビューまでの練習期間は、練習場に通う頻度によっても異なります。当然ですが、高頻度で練習して早く上達できれば、ゴルフデビューも近付きます。
目安としては「距離が出なくてもゴロでも良いからある程度真っすぐ飛ばせる」といった状態までは練習を続けると良いでしょう。週1〜2回練習に通えれば、1〜2ヶ月程度の期間でデビューを目指せます。
中には、練習をほとんどせずにラウンドデビューする方もいますが、おすすめはしません。
練習なしでコースに出てしまうと「空振りやチョロ(ボールの上を擦ってほとんど飛ばないミス)ばかりで全く進まない」といった事態が起こり得るためです。
自分自身が楽しくプレーできないだけでなく、プレーの進度が遅くなり同伴者や後続のゴルファーに迷惑をかけてしまう可能性があります。
自分が楽しくプレーするためにも、周りに迷惑をかけないためにも、ある程度真っすぐ飛ばせるようになるまでは練習を続けましょう。
STEP3.最低限のマナー・ルールを覚える
ゴルフは「紳士淑女のスポーツ」と呼ばれており、マナーが重んじられます。
多くのルールやマナーは実際にプレーしながらでも覚えられますが、周りに迷惑をかけないためにも最低限の知識は備えておきましょう。
プレーファーストを意識
プレーファーストとは、ゴルフのプレーをできるだけスピーディーに行うマナーです。多くのゴルフ場ではハーフ(9ホール)で2時間15分程度の時間を目安としています。
ゴルフは数分単位でスタート時間が決まっているため、自分の組のプレーに遅れが出ると、後続の組全てに迷惑がかかってしまいます。
特にゴルフ初心者は、経験者よりも多くの打数を要するため、プレーに時間がかかりがちです。
そのため、以下のような取組みを行ってプレー時間の短縮に努めましょう。
・ボールが近い場合はカートに乗らずに走ってボールに向かう
・クラブは常に複数本持ってプレー
・素振りの回数は2回程度に留める
・予備のボールを常にポケットに入れておく
ゴルフ場の保護を行う
ゴルフ場の保護も重要なマナーです。特に以下のポイントは必ず押さえましょう。
・フェアウェイをクラブで抉ったら目土を行う
・グリーンの上は走らない
・グリーンにボールの跡(ピッチマーク)が付いたらグリーンフォークで修復する
・バンカーショットの後は砂をならす
ゴルフ場保護をしないと、ゴルフ場だけでなく後続のゴルファーにも迷惑をかけてしまいます。
「ナイスショットがクラブで抉られた地点(ディボット)に落ちた」「ならされていないバンカーにボールが入った」などでは、気持ちよくプレーはできないでしょう。
また、ゴルフ場を修復しないと芝の回復が遅くなり、フェアウェイに芝がない状態が続いてしまいます。
ゴルフ場はゴルファー全員で利用する施設であるため、綺麗な状態を保つための取組みが重要となります。
安全にラウンドを行う
ゴルフボールは非常に硬いため、打球が当たると大怪我の原因ともなります。
そのため、ショットを隣のホールに打ち込んだ際は「ファー」と大きな声で叫びましょう。
また、前方の組への打ち込みも厳禁です。前の組にボールが届く可能性がある場合は、プレーを急がずに、ボールが届かない距離まで移動するのを待ちましょう。
他にも、ゴルフクラブの扱いにも注意が必要です。ゴルフクラブが万が一手からすっぽ抜けた場合を考慮して、前方に人がいる場合はクラブを振らないことも重要なマナーです。
同伴者・後続が気持ちよくプレーできるよう努める
同伴者や後続のプレーヤーが気持ちよくプレーするための気遣いも大切です。
例えば同伴者のショットの妨げになる行動はしてはいけません。
・ショットの際に物音や話し声を出す
・プレーヤーの視界に自分の陰を入れる
・同伴所のパッティングラインを踏まない
また、余裕があれば以下のような気遣いも行いましょう。
・同伴者がボールを紛失したら一緒に探す
・最初にグリーンに乗ったら、カートから全員分のパターやタオルを持ってくる
これらの気遣いはプレーファーストにも繋がるため積極的に行えれば理想です。
STEP4.コースデビュー
基礎的なスキルや知識を習得したら、コースデビューができる状態です。
ゴルフ場の予約方法や当日の流れを確認しましょう。
最初は経験者と一緒にラウンドがおすすめ
基本的なスキルや知識を得たとしても、最初は経験者と一緒のラウンドがおすすめです。
実際にプレーしないと分からないルールやマナーは多く、初心者だけでのラウンドではトラブル時の対応も難しいためです。
周りに経験者がいない場合は、ゴルフスクールのラウンドレッスンなどを活用しましょう。
ゴルフ場の予約方法
ゴルフ場の予約は、ゴルフ場予約サイト経由で行うことが主流です。ゴルフ場に直接電話をしても良いですが、サイト経由であればポイントなども溜まります。
ゴルフ場を予約する際は日程とスタート時間に加えて、昼食がプランに入っているかも確認しましょう。プランに入っていない場合は、お昼休憩を行わないスループレーである可能性もあるため注意が必要です。
また、ロッカーやシャワーを利用できるか否かの確認も重要です。これらの利用ができない場合は、荷物は車で保管することになります。
ゴルフ当日の流れ
ゴルフ当日は、遅くともスタート30分前にゴルフ場に到着しましょう。ゴルフ場の練習場やパッティンググリーンを使う場合は、更に時間に余裕を持つことが大切です。
ゴルフ場に到着したら入り口でキャディバッグを預けます。ただし、セルフプレーの場合は自分でカートまで運ぶ場合もある点に留意しましょう。
受付を済ませてロッカールームで着替えをしたら、スタートの10分前にはスタートホール付近で待機をします。
ゴルフのプレーは9ホール(ハーフ)を終えた後に昼食を取ることが基本です。ハーフ終了時に後半のスタート時間の案内を受けましょう。
昼食を食べたら後半9ホールをプレーして1ラウンドを終えます。
ラウンドが終了したらカートの荷物を整理して、クラブハウスに戻る流れです。
その後はシャワーや浴槽で疲れを取りましょう。
最後にクラブハウス内で清算をして、一日の流れは終わりです。ゴルフ場スタッフがカートから降ろしたキャディバッグを入口で取って、車に積み込みます。
ただし、手続きの詳細はゴルフ場によっても異なる場合があるため、不明点が生じたら遠慮せずにスタッフまで確認しましょう。
ショートコースの活用もおすすめ
初心者のゴルフデビューの前にはショートコースの活用もおすすめです。
ショートコースとは距離の短い小さなゴルフ場のことです。多くのホールがパー3で構成されており、ゴルフ練習場に併設されているケースもあります。
ショートコースを利用すれば、大まかのプレーの流れや雰囲気を掴むことができます。また、本番の前に芝や傾斜からボールを打つ感覚を習得できる点も魅力です。
通常のゴルフ場よりも気軽に利用できるため、近隣のショートコースを探してみてはいかがでしょうか。
ゴルフ初心者が上達できる練習方法
ゴルフ初心者の練習は、その後の基礎や癖を築くため非常に重要です。
ここではゴルフ初心者が練習で意識すべきポイントを解説します。
ゴルフ初心者が始めにやるべき練習
ゴルフ初心者は7番アイアンや8番アイアンを用いたフォーム固めが重要です。
ゴルフスイングは全てのクラブで繋がっているため、まずは同じクラブで繰り返しスイングを行い、基礎を身に付けましょう。
また、練習メニューとしてはハーフショットがおすすめです。
ゴルフのハーフショットとは、右腰から左腰程度のスイングでボールを打つ練習です。小さいスイングのため、身体の無駄な動きを抑えられ、インパクトゾーンの軌道も安定します。
腕を過度に使わずに、身体の回転で小さなスイングを作ることが重要です。
ハーフショットは初心者だけでなく上級者やプロも取り入れている練習であるため、半永続的な取り入れがおすすめです。
初心者がやるべき練習については以下の記事で詳細に解説しています。練習メニューや取り組み方が分からない方は、ぜひご覧ください。
上達が遠のくNG練習
ゴルフ初心者が上達するには目的意識を持って考えた練習を行うことが重要です。
一方で以下のような練習を行っている方は中々上達ができないため注意が必要です。
・数だけをこなして満足している
・目の前の打球に一喜一憂している
・全てのスイングがマン振り
・練習に目的意識がない
・自分のスイングの現状や修正点が分かっていない
ゴルフ初心者のスコアの目安
ゴルフ歴1年未満の初心者の平均スコアは120〜140程度と予想できます。もちろん練習頻度や上達速度にもよりますが、まずは120切りを1つの目標として取り組んではいかがでしょうか。
また、多くの方が目標とするスコアが100切りです。
GDOの調査によれば、平均スコアで100切りをしているゴルファーは全体の3割程度と言われているため、多くのゴルファーの目標となる値です。
ゴルフ歴1年未満の初心者で100切りしている割合は全体の約5%であるため、達成できた方はかなり筋が良いと言えるでしょう。
ゴルファーのスコアの平均や目安については以下の記事で詳細に解説しています。スコアの目標を定めて練習に取り組みたい方はぜひご覧ください。
ゴルフ初心者はゴルフレッスンの活用がおすすめ!
ゴルフ初心者の方はゴルフレッスンの活用がおすすめです。
自分に合ったゴルフレッスンを活用できれば、レッスンプロの客観的な視点でスイングの修正点を理解できます。
特にゴルフ初心者は、自分のスイングのどこに問題があるのかを理解できていない方が多いため、上達速度が一気に向上するでしょう。
また、ゴルフレッスンに通えばマナーやコースマネジメントといった知識面でも成長が可能です。
更に、同じく上達を目指すゴルフ仲間も見つけるきっかけとなるため、ゴルフがより楽しくなるでしょう。
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GANTT GOLFの大きな特徴は、トッププロも利用する最高水準のゴルフ設備と言えます。スイングを弾道測定器やハイスピードカメラを用いて科学的に解析するため、スイングの修正点を一目で理解可能です。
また、レッスン内容は個々の目標や測定データに合わせてプランニング。経験豊富なレッスンプロの理論的な指導の下、スキルアップを目指せます。
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まとめ
今回は、ゴルフ初心者がコースデビューするまでの流れや、練習方法などを解説しました。
ゴルフに興味のある初心者の方は、まずは体験から始めてはどうでしょうか。自分のクラブを持っていなくても、いかにゴルフが楽しいかを体感できます。
そして「ゴルフを本格的に始めたい」と感じたら、自分用の道具の購入や練習、マナーやルールの修得を行いましょう。
一見ハードルが高いと思う方も多いですが、いざ始めてみれば最短で数週間〜数ヵ月でゴルフデビューまで可能です。
ゴルフを始めれば新たな楽しみや価値観と出会えるため、ぜひ参考にしてください。